フリーランスがアルバイトを掛け持ちする注意点

フリーランスとして開業した当初の月収は、不安定になりがちです。そのため、フリーランスで働きながら、アルバイトを掛け持ちする方法を選択することが一般的となっています。しかし、そこで注意しなければいけないのが、フリーランスが本業であるという意識が薄れてしまい、自分の中でアルバイトを本業として認識してしまうことです。これでは、フリーランスで成功するまでの僅かな期間を凌ぐ目的からずれてしまいます。
そこで、フリーランスがアルバイトを掛け持ちする際には本業を意識し、本業に役立つ仕事を選択するのが賢明でしょう。IT関係であれば、WebクリエイターやWebデザイナー、プログラミングといった仕事を選ぶことで、本業にも役立つ日がくるはずです。基本的にアルバイトを掛け持ちする際には、本業に役立つ知識と経験をアルバイトで学ぶという意識を持って、勤務先を選択することが欠かせません。
さらに、このとき注意しなければならないのが確定申告です。フリーランスは、1年間の収入を自分で申告する必要があります。その際には、フリーランスで得た収入に加えて、アルバイトで得た収入も含めて申告しなければいけません。具体的には、アルバイト先から発行される、源泉徴収票に沿って申告するのです。このように、フリーランスがアルバイトを掛け持ちする際には、通常の意識ではなく、あくまでもアルバイトはフリーランスの成功に向けた知識や経験を学ぶためだと、強い意識を持ち続ける必要があります。